
経歴
2011年 東京医科大学医学部卒業
2011年~2013年 東京医科大学病院 初期臨床研修
2013年 東京医科大学病院 形成外科入局
2013年~2018年 東京医科大学病院、東京医大八王子医療センター、東京医大茨城医療センター、その他関連病院にて形成外科、美容外科の研鑽を積む
2018年 日本形成外科学会認定 形成外科専門医取得
2018年 筑波記念病院 形成外科 診療科長
2019年〜 プリモ麻布十番クリニック
資格・所属学会

ごあいさつ
思春期の頃の私は、正に「コンプレックスの塊」。外見に関しては自信など皆無でした。
自分の容姿に満足することって大事です。例えば、髪型ひとつ決まるか決まらないかでも、一日のモチベーションが全然変わってしまいますよね。
あの頃の私は、こうして美容外科医として、皆さまのお悩み解決のお手伝いをさせていただけるようになるなど夢にも思っていませんでした。
施術を終え、自信に満ち溢れた患者さまのキラキラとした笑顔を見るだけで、私までなりたい自分になれた気がするのです。
老若男女それぞれのお悩みに寄り添いながら、もちろん、美容医学的に良いとされる普遍的な美しさをもとに、何よりも患者さまご自身のこだわりを第一に考える施術がしたいと考えております。
キレイになりたい、スリムに見せたい、若々しくありたい…など、理想の自分に近づくための最善の解決法をご提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。
皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。
認定証・賞状
学会発表 抜粋
2021年2月24日〜25日 第43回日本美容外科学会/CO2レーザーにて皮膚小孔切開を行う埋没法重瞼術
演題名
CO2レーザーにて皮膚小孔切開を行う埋没法重瞼術
目的
埋没法重瞼術(以下埋没法)において、皮膚側の小孔切開はメスで行うことが一般的である。しかし、切開時に出血し2~3分圧迫止血する場面は珍しくない。そこで当院では、埋没法の皮膚切開はCO2レーザーを使用し行っている。CO2レーザーは熱凝固作用で止血効果があり、皮膚切開時に出血することがほとんどなく、組織を限局的に蒸散させるため周囲組織へのダメージも少なく創傷治癒が早い。CO2レーザーを使用した埋没法において、術後の経過や合併症などを調査し報告する。
方法
対象は2016年4月~2020年6月まで当院で行ったCO2レーザーを使用した埋没法患者624例。当院の埋没法は牧野氏らが報告したmultiple knot法を基本とし行っている。レーザーはエムエムアンドニーク社のレーザリー15Zμを使用し、設定はスーパーパルスモードで出力は4.0W、照射時間は0.2秒としている。基本的に術後再診指示はしていないが、合併症などを愁訴として再診した患者を調査した。また当院の写真モニターとして術後6か月まで経過を追えた30例の中で、術後6か月の時点での肥厚性瘢痕の有無と、患者アンケートにて傷が気になるかどうかを調査した。
結果
男性54例、女性570例、平均年齢27歳。重大な合併症としてレーザーによる眼球損傷が1例生じた。角膜板を使用せず、レーザーの出力が強かった初期の症例である。また術後6か月まで経過を追えた患者において、肥厚性瘢痕になった症例や傷が気になるという症例は1例もなかった。
考察
眼球損傷は絶対に避けなければならない合併症であり、レーザーの設定を皮膚全層のみを削る出力にし、照射時には角膜板を使用する必要がある。
CO2レーザーを使用した埋没法は、皮膚切開時の出血がほとんどなく、手術時間の短縮につながる。また創部は目立たず、正しく使用することで有用な手法であると言える。