第59回 日本形成外科学会総会・学術集会in福岡

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福岡で開催された日本形成外科学会に4月13日から15日までフル参加してきました。
美容外科に関連する演題も多く、大変勉強になる学会でした。
最終日には福岡ソフトバンクの秋山前監督の講演もあり、
野球ファンの私にとってあこがれのヒーローの講演は、大変貴重な時間となりました。
やはり実力のある指導者の話はためになります。
明日からの自分の仕事に少しでも活用できたらと思っています。

学会二日目には自分も発表をさせていただきました。

演題は、

眉毛の形態を自然に温存する眉毛全長上眼瞼リフト(眉毛下切開術)

プリモ麻布十番クリニック                ○大場教弘、 大場真由子

【目的】上眼瞼リフト(眉毛下切開術)はこれまで眉毛内側の毛流が横方向に変わるあたりから皮膚切除を行うデザインが、瘢痕が目立ちにくく広く行われている。しかしこのデザインで手術を行うと、眉毛の中央から外側が下降し、ハの字の様な眉毛形態となることがある。さらに上眼瞼内側部分の余剰皮膚を引き上げたいという希望に対し不十分な結果となる。今回我々は眉毛内側まで皮膚切除を行う眉毛全長上眼瞼リフトを試み良好な眉毛形態と、上眼瞼内側皮膚に対するリフト効果を得たので報告する。

上瞼リフト(改)① 術前 のまぶた上瞼リフト(改)② 一般的な上眼瞼リフトのデザイン 上瞼リフト(改)③ 眉毛の中央から外側が下りてしまうことがある

【方法】症例は当院で眉毛内側までの皮膚切除を始めた2011年4月から2015年9月までに上眼瞼リフトを行った90症例中、眉毛内側まで皮膚切除を行った35症例(男性5例、女性30例)を対象とした。平均年齢30.0歳、平均経過観察期間7.6ヵ月であった。方法は、中央から外側はこれまで通り余剰皮膚を切除し、眉毛内側縁においても皮膚切除を行い、dog earを眉毛内側幅いっぱいに縦方向に切開を延長し処理するデザインとした。

上瞼リフト(改)④ 当院の内側まで切除するデザイン 上瞼リフト(改)⑤ 眉毛の形態が綺麗に保たれ、内側のタルミも改善

【結果】術後全例で良好な眉毛形態が保たれた。上眼瞼の除皺効果も内側まで得られた。術後瘢痕は眉毛内側の縦方向はあまり目立たなかったが、眉毛内側部の横方向でややわかる傾向があった。術後内側の部分のみ瘢痕修正を要した症例が2例あった。眉毛内側縁での皮膚切除幅は平均5.7mmとなった。瞳孔の位置での皮膚切除幅の平均は6.6mm、外眼角部での皮膚切除幅の平均は8.2mmであった。

【考察】これまでの上眼瞼リフトの報告では眉毛内側の皮膚は傷が目立つ傾向があるため切除しないという報告が多い。術後の眉毛と上眼瞼の形態を自然に保つためにROOFや眼輪筋の挙上固定を行う方法も報告されているが、この場合眉毛は高い位置で整うことになる。眉毛の位置を下げながらバランスの良い形態を得るためには、今回報告した眉毛全長上眼瞼リフトが有効であると思われた。

2011年からの術式で、約5年間フォローしてきましたが、 適応をしっかりと選んで行うかぎり、 まぶたや眉毛の形態が自然に改善する良い方法と思っています。

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Author 美容形成外科医 大場 理事長 ブログ

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