診療のご案内
男性の乳房縮小術(女性化乳房治療)
乳腺組織の発達により女性のように大きくなった胸を男性的なたくましい胸へと改善します。
男性の乳房縮小術が向いている方
- 1乳房が手でつかめるほど発達した方。
- 2乳輪が大きく目立つ方。
- 3乳腺の発達により胸が膨らんでいる方。
男性の乳房縮小術とは
過度に発達した男性の乳房を乳腺切除や脂肪吸引により小さくする施術です。
女性化乳房
男性の胸は通常は胸筋の上に少量の皮下脂肪があるのみで、過度に膨らむことはありません。また男性にも乳頭直下に乳腺がありますがとても小さく、機能も退化しています。男性であっても脂肪や乳腺の発達により胸が大きくなることがあり、女性化乳房と呼ばれます。肥満や遺伝、内分泌異常、ホルモンバランスの変化が原因で起こります。女性化乳房は健康上問題はありませんが、不快感や見た目の問題から精神的ストレスの原因となります。
女性化乳房には偽性女性化乳房と真性女性化乳房の2種類があり、乳腺が発達しているかどうかで区別されます。
偽性女性化乳房
偽性女性化乳房は胸の皮下脂肪が増えて女性のように胸が膨らんでいる状態です。肥満が原因で起こることが多く、ダイエットで体重を減らしても胸の脂肪が残ってしまう可能性があります。脂肪吸引により脂肪を除去することで改善可能です。

真性女性化乳房
真性女性化乳房は乳腺が女性のように発達して胸が膨らんでいる状態です。内分泌異常、肝機能の障害、薬の副作用、ホルモンバランスの変化などが原因で起こります。思春期の一時的なホルモンバランスの変化による女性化乳房は自然に改善することが多いです。加齢により男性ホルモンの分泌が減少したり、飲酒による肝機能の低下により女性ホルモンの分解が滞ると、女性ホルモンが優位になることで女性化乳房になることがあります。薬の副作用が原因である場合は薬の服用をやめることで改善する可能性があります。施術を行う場合、乳腺を切除し、脂肪の発達もみられる場合は同時に脂肪吸引を行うことにより余分な脂肪を除去することで改善します。

当院の男性の乳房縮小術の特徴
同時に乳輪を小さくすることも可能です。
電気メスを使用するため、術中出血を減らします。
吸収糸による中縫いをしっかりとおこなう形成外科的縫合で傷は最小限にします。
術後も傷ケアのためのテーピング指導を行います。
抗生剤投与、洗浄、術中感染予防を徹底します。
内服薬、CET(高周波温熱療法)で術後の腫れ、内出血を早く引かせます。
男性の乳房縮小術の施術内容
脂肪吸引法

乳腺の肥大がなく、皮下脂肪の増加が原因である偽性女性化乳房の場合は、脂肪吸引により脂肪を除去することで改善いたします。
術前に脂肪吸引する部分をマーキングします。手術は静脈麻酔で行います。脇の下と脇腹を必要最小限切開し、吸引管を挿入して脂肪を吸引します。吸引後、形成外科的縫合を行い、傷を最小限にします。術後は胸を包帯で圧迫固定します。施術時間は1時間ほどです。
乳腺切除法

乳腺の肥大が原因である真性女性化乳房の場合は、乳腺を摘出する乳腺切除法により胸の膨らみをなくします。脂肪の発達もみられる場合は脂肪吸引も同時に行います。
手術は静脈麻酔で行います。

乳輪の下を縁に沿って1/2ほど切開し、肥大した乳腺を切除して摘出します。腫れや内出血を防ぐためドレーンを挿入して縫合します。ドレーンは翌日以降に排液量が少なくなれば抜去いたします。術後は胸を包帯で圧迫固定します。乳輪にできた傷跡は経過とともに目立たなくなります。施術時間は2時間ほどです。1週間後に縫合部の抜糸を行います。
男性の乳房縮小術の処置期間・アフターケア
《手術当日》
患部の状態
乳輪周囲に傷があります。通常7日目で抜糸となります。
乳房下縁にドレーンと呼ばれる溜まった血液を抜く管を挿入させていただきます。溜まっていらなくなった血液や組織液を排出することで、腫れや内出血を最小限にする大切なものです。ご自身で抜いたり外したりしないでください。通常術後1~2日目に抜去します。
胸に包帯が巻いてあります。
一時的に感覚が鈍くなることがあります。通常3~6ヶ月程度で改善していきます。
全身麻酔で手術された方は、麻酔の影響により、のどが痛くなることがあります。通常数日で改善します。
術後処置・アフターケア
手術当日帰宅直前に医師による検診があります。
抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間内服していただきます。
日常生活
ドレーンが抜けるまでは、下半身のみシャワー浴が可能です。入浴は1週間お控え下さい。
術後は安静が必要です。激しい運動は1ヶ月お控え下さい。
就寝時はクッション等を用いて上半身を高くして仰臥位でお休みください。うつ伏せ、横向きでの就眠は胸部にストレスがかかります。
飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。
《翌日~3日目》【点滴のためご来院】
患部の状態
胸に包帯が巻いてあります。
腫れはまだある時期です。およそ10~14日で引いていきます。
内出血が生じると乳輪周囲~胸全体などが紫あるいは黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。
術後処置・アフターケア
創部の状態をチェックいたします。
術後1日目、2日目に抗生剤の点滴投与をいたします。
術後1日目、必要に応じ2日目以降もドレーンの状態を確認いたします。ドレーンからの排出量が少なくなれば抜去いたします。
胸の包帯が緩んでいる場合、巻き直しを行います。通常7日間胸に包帯を巻いて固定いたします。
手術当日に処方された内服薬を継続して内服してください。副作用などを疑うような症状があればお申し出ください。
日常生活
ドレーンが抜けるまでは、下半身のみシャワー浴が可能です。ドレーン抜去の翌日から全身のシャワー浴が可能です。傷口は強くこすらないようにして下さい。
術後は安静が必要です。激しい運動は1ヶ月お控え下さい。
就寝時はクッション等を用いて上半身を高くして仰臥位でお休みください。うつ伏せ、横向きでの就眠は胸部にストレスがかかります。
飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。
《7日目》【抜糸のためご来院】
患部の状態
胸に包帯が巻いてあります。
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。
腫れはまだある時期です。術後10~14日で引いていきます。仕上がりは6か月です。
内出血が生じると乳輪周囲~胸全体などが紫あるいは黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
胸に巻いている包帯を外し、縫合創の抜糸を行います。
抜糸後は創に傷跡を保護する専用テープを貼付いたします。およそ6ヶ月程度継続していただきます。
被膜拘縮予防の薬を継続して内服してください。
日常生活
術後7日目以降、通常通り入浴が可能になります。
就寝時は仰向けでお休みください。
《1~3ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
まだ多少の浮腫みや腫れがございます。
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。
体質によって、傷跡がケロイドのように盛り上がったり、段差ができることがあります。傷跡が気になる場合は傷クリームやステロイド注射などを行います。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
創に傷跡を保護する専用テープを貼付いたします。およそ6ヶ月程度継続していただきます。
日常生活
就寝時は仰臥位でお休みください。
《6ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。
ほぼ完成となります。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
日常生活
すべて通常通り可能ですが、念のため胸をぶつけたり、潰したりしないよう守るようにしてください。
男性の乳房縮小術のQ&A
男性の乳房縮小術についての質問にお答えしています。それぞれの質問をクリックすると回答が見られます。
手術後の腫れ、内出血はどのくらいでひきますか?
手術後およそ2週間でひいてしまいます。高周波温熱療法(CET)を行うことで腫れ、内出血の消退を早めます。
手術は痛いですか?
基本的に静脈麻酔または全身麻酔で行っておりますので、術中痛みを感じることはありません。
手術時間はどのくらいですか?
手術時間はおよそ1-2時間です。
術後痛いですか?どのくらいで仕事に復帰できますか?
筋肉痛の様な痛みは出現しますが、強力な鎮痛剤を使用しますので、日常生活は翌日から普通におくれます。デスクワークなどは術後2-3日より復帰可能です。腕をよく使う仕事の方は1週間程度お休みがあると安心です。
運動はいつからできますか?
激しい運動は1ヶ月ほど控えていただいております。
傷は目立ちますか?
当院では、傷跡は最小限とするために、皮膚縫合を丁寧に形成外科的におこない、抜糸後は専用テープを用いてメンテナンスを行います。乳輪周囲にギャザーと言われる余剰皮膚の辺縁がしわになりますが、これも経過とともに目立ちにくくなります。
大きなものを小さくする手術は縫合部に緊張がかかりますので、傷が成熟するまでの時間もやや長く要することが通常です。

男性の乳房縮小術の主なリスク・副作用
起こり得る可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 手術後およそ1-2週間で大きな腫れは引いていきます。
- 手術後の内出血
- 乳輪周囲〜胸全体に内出血が出現することがあります。1-2週間で消失していきます。
- ドレーン
- 術後の血液や浸出液を対外に排出するためにいれます。翌日検診に来ていただき、必要に応じて2日目、3日目と通院が必要な場合があります。
- 傷跡
- 切開部に傷が残ります。傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。
リスク・副作用・合併症について
- 血腫
-
手術後に血が溜まって乳頭や乳輪が腫れることがあります。
血が溜まったままにしておくと感染やしこりを作る恐れがあります。必要に応じて、溜まった血液を排出する処置をいたします。
- 埋没した吸収糸の露出
- 抜糸を行う、または露出部分を切除し対処いたします。
- 感染
-
稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。
感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- 壊死
-
手術により、患部の血流が悪くなり、乳頭や乳腺、皮下脂肪、皮膚などが壊死する可能性があります。
術後、血行不良が疑われる場合は壊死する前に処置する必要があります。
壊死した場合は、感染の原因となりますので、壊死した組織を切り取る必要があります。
タバコはお控え下さい。部分的な壊死の場合、経過とともに治癒し目立たなくなります。
やや大きい範囲で壊死をきたした場合は乳房再建術が必要となる可能性があります。
- 術後の違和感、感覚異常
-
手術によって知覚神経が傷つくことがあるので、一時的に感覚が鈍くなることがあります。
3-6ヶ月程度で改善してきます。
- 傷跡が気になる
-
体質によって、傷跡がケロイドのように盛り上がる、段差が気になる、ギャザーができるなどが起こります。
傷跡が気になる場合は、傷クリームやハイドロキノンの使用やステロイド注射投与などを行います。
万一ケロイドが生じた場合、ケロイドに対する内服治療、注入治療、圧迫療法を行います。
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