シリコンプロテーゼを入れる場所(層)の解説 |豊胸・バストアップ | プリモ麻布十番クリニック

豊胸術(ソフトコヒーシヴシリコン)の解説コラム

シリコンプロテーゼを入れる場所(層)の解説

プロテーゼを入れる場所(層)について解説します。

プロテーゼを入れる場所(層)について

乳腺下法 プロテーゼを乳腺直下に入れる方法

 

乳房の形を整えやすい

術後の回復が早い

大胸筋の動きで乳房が変形しない

 

悪い点

 

痩せている方はプロテーゼの辺縁などが分かりやすい

乳房のレントゲン撮影を若干妨げる可能性がある

被膜拘縮の発生率が比較的高い

乳腺に常在している細菌に触れやすい

大胸筋筋膜下法 大胸筋の筋膜を剥離し筋膜と筋肉の間に入れる方法

 

乳房の形を整えやすい

上半分においてプロテーゼの辺縁を触れにくい術後の回復が早い

大胸筋の動きで乳房が変形しない

 

 

悪い点

 

痩せている方は下方でプロテーゼの辺縁などが分かりやすい

乳房のレントゲン撮影を若干妨げる可能性がある

 

大胸筋下法 大胸筋の下、肋骨の上に入れる方法

 

プロテーゼの輪郭が分かりにくい

乳房のレントゲン撮影を妨げにくい

被膜拘縮の発生率が低い

 

 

 

悪い点

 

腕を動かす際に、大胸筋の収縮によって乳房がほんの少し変形することがある

筋肉の動きで上方にプロテーゼが移動することがある

術後の回復にやや時間がかかる

もともとの乳房の形によっては乳房下溝(アンダーの位置)が2つにみえる(double bubble変形)ことがある

 

 

ドクターが答える深掘りQ&A

3つの方法のうち、通常はどの方法を採用していますか。またその理由はなんでしょうか

当院で通常採用している方法は大胸筋筋膜下法です。理由はいくつかあります。

乳腺は組織的に乳管内などが無菌環境ではありません。被膜拘縮のリスクを最小限に抑えるためにも、細菌が存在しうる乳腺と大胸筋筋膜で遮断できている大胸筋筋膜下層にプロテーゼを入れるのが、乳腺下よりは比較的リスクが低いと考えております。

乳腺から離れているという点では大胸筋下法も適していると言えますが、大胸筋下法は痛みが強いというデメリットがあります。また大胸筋下法は上肢の動きに付随してバストあたりが動くことがあるため、不自然に見える可能性があります。不自然な動きがない点も大胸筋筋膜下法の良い点だと思います。

大胸筋筋膜下法は大胸筋下法に比べると、痛みが少なく、回復も早い方法です。プロテーゼが生理的な位置にも近く、動きも自然になりやすいと考えております。

術後外から見た時に、選択した層により、形や見え方が変わるということはありますか? 一番自然に見えるのはどの層に入れた時でしょうか。

これは患者様の体型によって異なります。

通常、シリコンプロテーゼが一番、体の奥に入る大胸筋下法はシリコンバッグの形が分かりにくく、痩せている人に向いている方法です。痩せている方が乳腺下にプロテーゼを入れるとリップリングが起こりやすく、感触も不自然になりがちです。

これに対して、もともとバストが大きめの方やふくよかなで皮下脂肪がある方は体の表面に近い大胸筋筋膜下法が適しています。

特にしぼんでシワシワになったバストや授乳後の下垂などは大胸筋筋膜下に入れることで、皮膚が内側からピンと張るようになってキレイな仕上がりになります。

当院では患者様のご希望を伺いながら、一番自然に見える方法を提案させていただいていますので、ご相談ください。

入れる層により、乳がんへの影響はありますか

シリコンプロテーゼが乳がんの発生に影響することはないとされています。入れる層によって、発がん率が変わるということもないと思われます。

やはり長期的に見て、拘縮や、変形をきたさないやり方を希望します。その場合どの方法がよいでしょうか。また理由を教えてください

テクスチャードタイプのプロテーゼを選択するなどは有効とされています。血腫や漿液腫が起きないよう丁寧な手術を行うことも大切です。なかでも被膜拘縮の有力な原因の一つに細菌感染があり、それを極力防ぐことが大切です。

乳腺という組織は乳頭から乳管でつながっている腺組織であるため、外部とつながっていて、細菌が侵入できる場所であるといえます。乳腺下法はその乳腺に接している部分にプロテーゼという異物を入れるため、その分、感染が起こるリスクも若干高まると考えられます。

したがって、乳腺から離れた位置にある大胸筋筋膜下であれば、感染する確率が抑えられ、被膜拘縮を防ぐことにつながります。

同様に大胸筋下法も、この「細菌に触れにくい場所である」という点もアドバンテージになると思っています。

 

大胸筋筋膜下法は、3つのうちでは新しい方法と聞いています。この方法をとる場合の条件などはありますか

大胸筋筋膜下法も症例数の多い、歴史のある方法です。乳腺下法に比べて、感染するリスクも少なく、大胸筋下のように上肢の動きでバストが動くこともない生理的な位置にとても近い部位へのプロテーゼの挿入で、多くの豊胸術希望者に適した方法と考えております。

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