乳房吊り上げ術 バストアップ | プリモ麻布十番クリニック

診療のご案内

 

乳房吊り上げ術

下垂したバストを引き上げて張りを回復

垂れ下ったバストをリフトアップさせる術式です。

乳房吊り上げ術 方法

軽度の下垂に対しては、大胸筋筋膜下法によるプロテーゼを用いた豊胸術を行う、あるいは脂肪注入による豊胸術によりかなりの改善が得られます。

中等度の下垂に対しては、乳輪の縁に沿ってドーナツ状に皮膚を切除し、下垂したバストを引き上げ、バストの形態、乳頭の位置を調節します。瘢痕は乳輪の縁に沿って一致します。乳輪の縁にはギャザーという皮膚の皺が出現しますが、時間とともに馴染んでわかりにくくなります。この際、乳輪縮小を同時に行うことも可能です。状況によりプロテーゼを併用することもあります。

重度の下垂の場合には、引き上げの際、余剰となる皮膚を切除する必要が生じます。傷あとは乳輪の縁と、乳房下溝に逆T字型に残ります。

当院は内部処理として中縫いを高性能吸収性極細糸でしっかりと行い、外縫いはさらに極細非吸収糸で行う、創傷治癒に最良な形成外科的縫合を採用しております。

乳房吊上げ術の処置期間・アフターケア

《手術当日》

患部の状態

バストの乳輪周囲に傷があります。通常7日目で抜糸となります。

乳房下縁にドレーンと呼ばれる溜まった血液を抜く管を挿入させていただきます。溜まっていらなくなった血液や組織液を排出することで、腫れや内出血を最小限にする大切なものです。ご自身で抜いたり外したりしないでください。通常術後1~2日目に抜去します。

バストの形を安定させるため、胸に包帯が巻いてあります。

一時的に感覚が鈍くなることがあります。通常3~6か月程度で改善していきます。

全身麻酔で手術された方は、麻酔の影響により、のどが痛くなることがあります。通常数日で改善します。

術後処置・アフターケア

手術当日帰宅直前に医師による検診があります。

抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間、被膜拘縮予防の内服薬を術後3か月内服していただきます。

上記鎮痛剤に加え、強力な痛み止めを頓用で3回分処方いたします。

日常生活

ドレーンが抜けるまでは、下半身のみシャワー浴が可能です。入浴は1週間お控え下さい。

術後は安静が必要です。激しい運動は3か月お控え下さい。

就寝時はクッション等を用いて上半身を高くして仰臥位でお休みください。うつ伏せ、横向きでの就眠はバストにストレスがかかります。

飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。

《翌日~3日目》【点滴のためご来院】

患部の状態

乳房を形を安定させるため、胸に包帯が巻いてあります。

腫れはまだある時期です。およそ10~14日で引いていきます。仕上がりは6か月です。

内出血が生じると乳輪周囲~胸全体などが紫あるいは黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。

手術後に血が溜まって乳頭や乳輪が腫れることがあります。血が溜まったままにしておくと感染やしこりができる恐れがあります。必要に応じて、溜まった血液を排出する処置をいたします。

術後処置・アフターケア

創部の状態をチェックいたします。

術後1日目、2日目に抗生剤の点滴投与をいたします。

術後1日目、必要に応じ2日目以降もドレーンの状態を確認いたします。ドレーンからの排出量が少なくなれば抜去いたします。

胸の包帯が緩んでいる場合、巻き直しを行います。通常7日間胸に包帯を巻いて固定いたします。

手術当日に処方された内服薬を継続して内服してください。副作用などを疑うような症状があればお申し出ください。

日常生活

ドレーンが抜けるまでは、下半身のみシャワー浴が可能です。ドレーン抜去の翌日から全身のシャワー浴が可能です。傷口は強くこすらないようにして下さい。

術後は安静が必要です。激しい運動は3か月お控え下さい。

就寝時はクッション等を用いて上半身を高くして仰臥位でお休みください。うつ伏せ、横向きでの就眠はバストにストレスがかかります。

飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。

《7日目》【抜糸のためご来院】

患部の状態

乳房の形を安定させるため、胸に包帯が巻いてあります。

傷の赤みは数カ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。

腫れはまだある時期です。およそ10~14日で引いていきます。仕上がりは6か月です。

内出血が生じると乳輪周囲~胸全体などが紫あるいは黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。

術後処置・アフターケア

医師による診察があります。

胸に巻いている包帯を外し、合部の抜糸を行います。

抜糸後、傷口に専用テープを貼付します。6カ月は継続していただきます。

日常生活

術後7日目以降、通常通り入浴が可能になります。

1か月間はスポーツブラを装着していただきます。2か月目後以降は下着の制限はございません。

就寝時は仰臥位でお休みください。

《1~3ヶ月》【検診のためご来院】

患部の状態

徐々に完成に近づきますが、まだ多少の浮腫みや腫れがございます。

傷の赤みは数カ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。

体質によって、傷跡がケロイドのように盛り上がったり、段差ができることがあります。傷跡が気になる場合は傷クリームやハイドロキノンの使用やステロイド注射などを行います。

術後処置・アフターケア

医師による検診があります。

術後処置はございません。

術後3か月間は被膜拘縮予防の薬を継続して内服してください。

創に傷跡を保護する専用テープを貼付いたします。およそ6か月程度継続していただきます。

日常生活

傷口に専用テープを貼付してください。

1か月間はスポーツブラを装着していただきます。2か月目後以降は下着の制限はございません。

就寝時は仰臥位でお休みください。

《6ヶ月》【検診のためご来院】

患部の状態

傷の赤みは数カ月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。

柔らかさも出てきて、ほぼ完成となります

術後処置・アフターケア

医師による検診があります。

術後処置はございません。

日常生活

すべて通常通り可能ですが、念のため胸をぶつけたり、潰したりしないよう守るようにしてください。

乳房吊り上げ術 症例写真

BM 乳房縮小術 症例経過写真

BM 乳房縮小術 症例経過写真

乳房のボリュームはあまり小さくせず、 乳房、乳輪形態、位置を整えたいとのご希望でした。 乳輪の縮小量が比較的大きいことを考慮して、ご本人と相談の上、 逆T字型の傷跡になる乳房縮小術を選択しました。 乳輪乳頭の位置はご本人の希望に沿ってやや頭側に設定しました。

乳房吊り上げ術 Q&A

手術後の腫れ、内出血はどのくらいでひきますか?

手術後およそ2週間でひいてしまいます。高周波温熱療法(CET)を行うことで腫れ、内出血の消退を早めます。

術後は痛いですか?どのくらいで仕事に復帰できますか?

筋肉痛の様な痛みは出現しますが、強力な鎮痛剤を使用しますので、日常生活は翌日から普通におくれます。デスクワークなどは術後2〜3日より復帰可能です。腕をよく使う仕事の方は1週間程度お休みがあると安心です。

運動はいつからできますか?

激しい運動は1カ月ほど控えていただいております。

手術は痛いですか?

基本的に全身麻酔と硬膜外麻酔の併用で行っておりますので、術中痛みを感じることはありません。

傷は目立ちますか?

当院では、傷跡は最小限とするために、皮膚縫合を丁寧に形成外科的におこない、抜糸後は専用テープを用いてメンテナンスを行います。乳輪周囲にギャザーと言われる余剰皮膚の辺縁がしわになりますが、これも経過とともに目立ちにくくなります。
ただし、乳房全体の形態を整える手術なので、程度にもよりますが、傷の範囲はやや大きくなります。大きなものを小さくする手術は縫合部に緊張がかかりますので、傷が成熟するまでの時間もやや長く要することが通常です。

授乳に影響しますか?

当院では乳頭から乳腺へのつながりを温存して手術を行うため、不必要に乳腺組織を損傷することはありません。乳腺組織の減量が必要な場合、乳腺下部などの末梢組織から減量しますので、授乳は可能です。またシリコンプロテーゼを用いた場合も、授乳には影響はありませんのでご安心ください。

乳房吊り上げ術のQ&Aをもっと見る

乳房吊り上げ術 料金

乳房吊り上げ術   ¥ 1,100,000

※価格は全て税込です。

乳房吊り上げ術 術後経過・リスク・副作用・合併症

起こり得る可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。
万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。

術後経過について

手術後の腫れ
手術後およそ7〜14日で大きな腫れは引いていきます。完成は約6か月です。
手術後の内出血
乳輪周囲〜胸全体に内出血が出現することがあります。1〜2週間で消失していきます。
ドレーン
術後の血液や浸出液を対外に排出するためにいれます。翌日検診に来ていただき、必要に応じて2日目、3日目と通院が必要な場合があります。
傷跡
切開部に傷が残ります。傷の赤みは数か月かけて薄茶色から白っぽい瘢痕になります。

リスク・副作用・合併症について

埋没した吸収糸の露出
抜糸を行う、または露出部分を切除し対処いたします。
左右差
切除する組織の量や元々の左右の位置づれでの左右差が生じることがあります。術前のデザイン時、できる限り左右の大きさを合わせるように調整はしておりますが、もともと左右差が大きい場合は、術後も左右差が残りやすくなります。人の身体は元々左右差があるため、完全な左右対象は困難です。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
乳房吊り上げの効果が感じられない
効果が足りないと感じる場合は、再度吊り上げの手術を行うかプロテーゼを併用して行います。
感染
稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
術後の違和感、感覚異常
手術によって知覚神経が傷つくことがあるので、一時的に感覚が鈍くなることがあります。3〜6ヵ月程度で改善していきます。
血腫
手術後に血が溜まって乳頭や乳輪が腫れることがあります。血が溜まったままにしておくと感染やしこりを作る恐れがあります。必要に応じて、溜まった血液を排出する処置をいたします。
傷跡が気になる、ギャザーが残る
体質によって、傷跡がケロイドのように盛り上がる、段差が気になる、ギャザーができるなどが起こります。傷跡が気になる場合は、傷クリームやハイドロキノンの使用やスロイド注射投与などを行います。
壊死
組織の血行が悪くなると壊死が起きることがあります。タバコはお控え下さい。部分的な壊死の場合、経過とともに治癒し目立たなくなります。やや大きい範囲で壊死をきたした場合は再建術が必要となる可能性があります。

乳房吊り上げ術 最新情報

2018年2月22日

BM 乳房縮小術手術後6か月の経過写真

2017年12月1日

BM 乳房縮小術手術後3か月の経過写真

2017年10月5日

BM 乳房縮小術手術後2か月の経過写真

監修医師

当院の形成外科専門医による監修のもと、医療広告ガイドラインに準じて、WEBサイトを運営しております。

大場教弘 理事長/院長

資格・所属学会

医学博士

日本形成外科学会認定 形成外科専門医

日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAPS

日本美容外科学会認定 美容外科専門医(JSAS

厚生労働省麻酔科標榜医

国際美容外科学会(ISAPS)正会員

アメリカ形成外科学会(ASPS)国際会員

頭蓋骨顔面外科学会会員

日本レーザー医学会会員

経歴

1996年 大阪市立大学医学部卒業

1996年〜1999年 大阪市立大学医学部付属病院 形成外科

1999年〜2003年 大阪市立大学大学院医学研究科

2003年〜2005年 大阪市立大学医学部付属病院 形成外科

佐野記念病院 形成外科(非常勤)

大東中央病院 形成外科(非常勤)

2005年〜2008年 リッツ美容外科 東京院

2009年〜 プリモ麻布十番クリニック

2011年 医療法人社団プリモ 理事長

2020年〜 プリモ麻布十番クリニック 理事長、院長兼務

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