診療のご案内
下顎角形成術(エラ削り)
下顎角形成術が向いている方
- 1小顔にしたい方。
- 2大きなアゴの輪郭を改善したい方。
- 3顔の輪郭を滑らかにしたい方。
下顎角形成術とは

下顎角が張り出していたり、咬筋が発達しすぎていたりでエラが張っていると顔が大きく見えたり、顔の輪郭が四角に見えてしまいます。こういったお悩みを解消するため、下顎骨のエラ部分を切除し、卵型の小顔に変化させます。
下顎角形成術 当院の特徴
口腔内から主に手術操作を行うため、傷はほとんど分からなく治癒します。
下顎角部を安全に小さく形成します。
手術は気道の確保を安全に行うため、全身麻酔下におこないます。
院内でCT撮影可能です。これにより迅速な診断が可能で、術後フォローアップにも有用です。
下顎角形成術 方法

手術前にデザインを決定します。CTデータから作成した実体モデルで下歯槽神経の走行を把握し、神経を温存しながら最大限骨を減量できるデザインを事前にしておきます。その切除線に沿って正確に骨切りできる専用器具を個別デザインし手術の際に利用します。

CT画像や患者様のご希望に基づき、下顎骨の輪郭、咬筋の範囲、顔面神経の走行など顔にマーキングを行います。
手術は全身麻酔で行います。口腔内からアプローチしますので麻酔の管は鼻から挿入します(経鼻挿管)。口腔粘膜を切開し、下顎骨骨膜下に剥離し下顎骨を露出展開します。
続いてボーンソーによりエラの角にあたる下顎骨角部を切断し滑らかに整えます。自然な輪郭に整えるためには骨の段差「二次角」ができないようにカーブを描くように骨切りを行うことが重要です。
外板削り
えらのまわりの骨表面にあるOblique lineを含む外板を削ります。下顎骨には下顎や唇の感覚を司る下歯槽神経が通っており、手術の際にはこれを損傷しないように注意しながら慎重に骨を削る必要があります。手術前にCT画像から神経の位置を測定し、丁寧に外板削りを行います。骨の横幅をせまくすることで顔の横幅が小さくなります。
咬筋切除

骨格だけでなく咬筋の発達が原因である場合にはご希望に応じ咬筋の部分切除も行います。
電気メスで咬筋を焼灼し切除します。顔面神経の損傷を避けるため、術前に焼灼範囲をマーキングし、慎重に行います。
術後の腫れなどを最小限に抑えるため、患部をテープで固定します。
手術後は1~2日間血腫予防のためドレーンを留置します。創の中に血液がたまり腫れが長引くのを防ぎます。
下顎角形成術 の症例写真

K 下顎角形成術 症例経過写真
エラのでっぱりをなくしたいというご希望から、当院で下顎角形成術を行いました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 下顎角形成術¥990,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、傷跡、血種、感覚異常、開口制限、たるみ、神経麻痺、段差、左右差

E 下顎角形成術 症例経過写真
エラの張りが気になり、骨を削って小さくしたいというご希望から、当院で下顎角形成術を行いました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 下顎角形成術¥990,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、傷跡、血種、感覚異常、開口制限、たるみ、神経麻痺、段差、左右差
下顎角形成術 Q&A
手術後の腫れはどのくらいでひきますか?
手術後およそ2週間でひいてしまいます。
お化粧はいつからできますか?
輪郭の手術後、傷は顔にありませんので翌日から化粧を行ってもOKです。
手術は痛いですか?
手術は基本的に全身麻酔で行っておりますので、痛みを感じることはありません。術後の痛みも強力な鎮痛剤を処方しておりますので、それほど痛みを感じることはありません。
全身麻酔で手術を行う理由はなんですか?
手技が細かく、ポイントの多い手術で、2〜3時間ほどの手術時間を要します。その間の気道を確実に確保し、手術を安全に遂行するために全身麻酔で行っております。大きな痛みを伴う手術ではなく、麻酔の濃度は低く維持されますので、術後2〜3時間回復室でお休みいただき帰宅可能です。
傷は目立ちますか?
下顎角形成術(エラ削り)は、ほとんど口の中から手術をおこないます。口腔内の傷は見えにくく、傷も目立ちにくく治る部位といえます。
初めの通院はどれくらいでしょうか?ドレーンを用いますか?
通常1〜2日間ドレーンを留置するため通院していただいております。創の中に血液が溜まり腫れが遷延するのを防ぎます。
下顎角形成術 料金
|
下顎角形成術 (エラボトックス¥99,000含む) |
¥ 990,000 | |
|---|---|---|
| 咬筋切除術 | ¥ 110,000 |
※価格は全て税込です。
下顎角形成術 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。
万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 手術後およそ10〜14日で大きな腫れは引いていきます。浮腫みは2〜3週間気になる場合があります。完成は約6か月です。
- 手術後の内出血
- 稀に出現することがあります。1〜2週間で消失していきます。
- 傷跡
- 口腔内の傷は見えにくく、傷も目立ちにくい部位ですが、歯磨きの際には当てないようにし、毎食後うがいをして下さい。
- 感覚異常
- 下顎の感覚が鈍くなることが稀にありますが多くは一時的です。通常は手術後半年までに自然回復していきます。
- 開口制限
- 術後手術の炎症などの影響から口が開きにくくなりますので、開口訓練を行います。これにより徐々に開いていきます。
リスク・副作用・合併症について
- 感染
- 稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- 血腫
- 血腫を生じると除去が必要な場合があります。
- たるみ
- 下顎骨を大きく縮小すると、皮膚のたるみが出現することがあります。フェイスリフト手術、注入などで対応いたします。
- 神経麻痺
- 極稀ですが、口周囲の表情筋を支配する顔面神経が損傷すると麻痺が出現することがあります。無理して短くしたり整える場合に、稀に頤神経の麻痺が残ることがあります。
- エラが残っている、なさすぎる
- 骨、皮膚、粘膜やその他の要因により、できる縮小、幅の調整には限界があります。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- 段差
- 骨の微妙な段差が生じることがあります。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- 左右差
- 人間の身体は元々左右差があるため、手術においても完全な左右対象を保証することは困難です。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
監修医師
当院の形成外科専門医による監修のもと、医療広告ガイドラインに準じて、WEBサイトを運営しております。






















